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沈黙時間

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

昔、遠洋航路に出る船乗りにとって欠かせないものの1つに無線がありました。
航路の確認や他船とのやりとり、本部との連絡等の際において非常に大切な命綱であったからです。皆さんも映画やテレビでよく見たモ-ルス電信もそれに該当する通信手段の一つでした。
しかし、その大切な通信を何故か決められた時間の3分間だけは、全ての船が一斉に中断するのです。その理由は、どこかの船が遭難して「SOS」を発信しているかもしれないからです。今、この時も小さな電波で助けを必死に求めているかもしれない。それを世界中で航海している、あらゆる船が、その時には通信をピタッと止めて耳を傾けているのだそうです。これを沈黙時間と言います。

第一沈黙時間 (電波法第64条)
中央標準時による毎時の15分過ぎから18分過ぎまで及び45分過ぎから48分過ぎまでをいい、この時間には海岸局及び船舶局は490kHzから510kHzまでの周波数を発してはならない。

この、SOSに耳を傾ける沈黙時間の設置のきっかけはあの豪華客船「タイタニック号」の沈没から始まったそうです。
皆さんも日々商売という航海に出ています。その中で様々な活性化の企画を立て、商品の仕入れ情報を取得し、従業員の教育にも力を入れられていることでしょう。しかし、その中の30分でも1時間でも良いでの「お客様からのSOS」に集中する時間を作って頂けないでしょうか?時流は目の前のお客様が求めている流れを指します。今、目の前のお客様が自店に何を求めているのか?それに応え切れているのだろうか?という沈黙時間をスタッフ全員で取り組んでみて下さい。結構、日々の流れで見落としている
ポイントがきっと見えてくるでしょう。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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