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ひとひらの雪

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

約45億年前に地球は誕生したと言われています。その歴史において恐竜が支配していた歴史は1億5,000万年、我々人類は、その歴史から比べると500万年程度しかありません。その500万年で地球の資源を食潰し、オゾン層の破壊や戦争、森林の伐採等々
しかし、現実、人類が、この地球を支配しています。恐竜は滅亡したのに・・・
恐竜の歴史は、環境の大きな変化と共に、終わりを告げました。
彗星がメキシコに落ち、急激な地殻変動と大気の流れが変わった時から始まります。
そんな中、それまで、温暖化の中で生活していた恐竜の目に、ひとひらの雪が舞い降りてきました。その雪を見た恐竜は「なんだか可笑しな日だな~」と思ったかもしれません。その日が、それから数万年続く事になろうとは。
その可笑しな変化に気付いた生物は全て地下に潜りました。そして、その時に潜った生物だけが、現在でも生きているのです。
つまり、世の中では、最も強い生物や最も賢い生物が生き残れるのではなく、その環境の変化に適応出来た者が生き残れるのです。
そして今、我々、宝石、メガネ業界にも、ひとひらの雪が舞い落ちています。
時計業界にひとひらの雪が舞い落ちたのは昭和54年にデジタルウオッチが9,800円で出た時です。それまで時計は高級品として、中々所有することは難しかったモノです。その為、時計の職人はCMW等の資格を取り、修理等で食べて行けました。その職人から見ると、デジタルウオッチはあくまでも玩具。時計ではないとバカにして扱いもしませんでした。しかし、その変化に危険を感じた時計店は宝石やメガネを扱いました。今、時計だけを取り扱う職人のお店は、ほとんど無くなってしまいました。宝石業界では、95年にココ山岡が倒産し、それまで宝石というものに対する財産価値が崩壊し、アクセサリー化しました。そしてシルバーの展開。メガネも1万円セットやスリープライスの浸透。どんどんと、ひとひらの雪が落ちているのです。その雪を感じ取れるお店は、今、宝石店では集客として、ブランドバッグや時計を取り扱ったり、接客のプロセスを変えたりして対応しています。
自店では、その雪を見て、どんな対応を考えれていますか?


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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