おしながき

2007年1月30日

WRITER

この記事を書いている人 - WRITER -

元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

居酒屋さんに行くと、「本日のおすすめ」と書かれている、「おしながき」をよく薦められます。
「おしながき」は、確かにメニューの中でも特に「旬」を感じさせるものですが、掲載されている料理が、お刺身ばっかりで、お刺身よりも私の好きな銀杏だとか、黒枝豆とかがないのが、少し寂しい気がしていました。
そんな中、先日、居酒屋を経営している友人のお店に行って「何で、お前の店もおしながきに書かれている料理はお刺身ばっかりやねん？」と聞くと、「そんなん決まってるやんけ！明日になったら、もう出せへん鮮度がギリギリのやつをさばかなアカンから書いてるんや！」と普通に応えて来ました。友人いわく、大体の居酒屋は、そうして、ネタを回していかないとロスで全部捨ててしまわなければならないから、大変なんだと。
もし、その料理屋で美味いもんが食いたかったら「おしながき」よりも、直接、料理人と仲良くなって、本日の旬を聞いた方が良いとアドバイスされました。
友人が不二家の様にならないことを祈っています。