バーゲンの魅力

2007年1月10日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

百貨店で１月から実施しているバーゲンは相変わらず好調な様です。まず、百貨店のバーゲンの魅力は、「良いものが安い」という点にあると思います。つまり1流と言われるブランド品に対して、人は価値を求め、朝早くから並んででも手に入れたいのだと思います。しかし、私共の宝石屋さんやメガネ屋さんで、同様にバーゲンを打ってもなかなか店頭にオープン前から並んでくれることは少ないものです。商品の質では決して負けていないのに、百貨店に置いているブランドと違い、魅力が不足しているのでしょうか？つまり、マーケットを上げようと思えば、今一度、自店の商圏内のお客様に宝石の良さや価値を教える必要があり、それを作り上げていかなければならないのです。その為には、より多くのお客様が宝石に触れる機会を作らなければなりません。最初は、興味がなくても見る回数が重なると興味が出てくるものです。購買に結びつくには、見る回数を高めなければ行動を高めることが出来ないとすれば、売上実績という結果を求めることを全面に出す前に、お客様が自店に足を運んでいただける回数と、商品を見ていただく機会を作る仕組みを検討していかなければならない様です。